※こちらは『stand.fm』という音声配信サービスにて配信した内容をこちらにまとめて投稿しております。
なるべく短めに、簡潔に。詳しく知りたい方は、音声聴いてください(下にリンクの音声貼ります)
◆1月26日(火)
音楽著作権管理団体、、、
聞き馴染みのない方も多いかもしれません。
書いてある通り、音楽に関する著作権を、著作者である作曲家・作詞家・または編曲者の代わりに管理してくれるという団体です。
○有名なほぼ独占…JASRAC
・古くからある、日本では代表的な団体。裁判などでニュースにもしばしば出てくると思います。
○今回のテーマ、Nextone
→比較的新しい団体で、少しずつ範囲を広げてきている。
○両社の違い
・管理委託契約の種類
→特に原盤権の扱いについては、JASRACは著作者に代わり原盤権の保有もする。対してNextoneは原盤権は保有しない。ここは大きい。
(だから、JASRACは原盤権保有を盾にして、音楽教室等に使用料を払うように裁判を起こしたりできる)
・管理範囲
→Nextoneは、生演奏(ライブ)に関する管理保護は範囲外としている。
JASRACはライブも含めて著作権徴収は発生する。
つまり、メジャーミュージシャンがホールやアリーナツアーで、自身が作った楽曲を演奏する時にも、使用料をJASRACに支払う義務が生じている。
・契約対象者
→JASRACは法人・個人どちらもOK。その代わり登録料、楽曲の管理料等でかなりの金額が必要になる。(数十万円)
→Nextoneは個人は不可。法人のみ。その代わり登録料は無料。管理料は不明だが、そこまで高くないと思われる。
色々と違いはあるが、色々な管理団体が出てきているので、これからのミュージシャンもこの部分は大いに考えた方がいいと思う。